Forget me not 〜愛する意味〜



「早くおいで?お姫様」

ベッドを優しく叩く廉に
吸い込まれるように
私はそばに寄っていった

「廉っ…好き……」

「うん、俺も。」

無意識に口にした言葉にも
優しく応えてくれる


でもね、なんだろう?

なんか悲しいよ……。

「…っ…ふっ…ぇ…」

ダメだよ、泣いちゃ。
誤解されちゃう

廉は悪くないのに。

「どうした?なんかあったか?」

そういう廉の声は
すごくすごく優しくて

涙がずっと止まらなかった