「由梨―!!帰ろ!」

「ちょっと待って〜美空!」

あれから2ヶ月。


少しずつだけど私は光を見つけ出せる気がしてきた。

それは美空や安田のおかげ。

二人は私のかげがえのない人だから絶対に失いたくない…

「もうすぐクリスマスだね〜…!」

「私、一人で過ごしてそう」

はあ―…とため息をつくと
美空が笑った。

「案外そうでもないかもよ?」

え?

「それどういうこと?」

少し間をおいたあとに私に尋ねた

「1つ聞いていい?」

「なにを?」

「由梨は廉を好きじゃないの?」
何言ってるの?

助けてもらったんだもん
好きだよ?