大空へ






なにを求めてるかなんて、そんなのひとつなのに。


ホントはわかってるはずなのに。


私と琉威の願いは違うから、なんだか迷子になっちゃう。



強くて優しくて、あったかくて心地いい、琉威の願い。


ワガママで強情で、それでいてはっきりしなくて脆い、私の願い。



「ごめんね」


こんな私のために、そんな顔させて。


ワガママでごめんね



私は、小さく呟いた。


私のホントの気持ちを隠したまま、あなたと向き合うことなんてできない。


わかってほしいなら、前を向け。


知ってほしいなら、この口を開け。




「それでも…」



それでも


本当はね、




「一緒なだけじゃ物足りないんだ」


一緒にいたいだけじゃない。


『隣で』
一緒に笑いあいたいんだ。