私は走るのが大好きで、中学の頃から陸上部に所属していた。
小学校の頃に、かけっこでクラス一番になった。
びゅんびゅんと風を切って、クラスの友達を追い抜いて
誰も私に追いつけない
誰も私を抜かせない
私はそのまま、一番でゴール。
初めて私が鳥になったのは、その時だった。
すごく気持ちがよくって、心がスカッとして。
その感覚が忘れられなくて、私は走ることに夢中になった。
夢中になることが見つかってからは、時はびっくりするくらい早く流れていって。
いつの間にか、小学校を卒業して
中学生になって
当たり前のように、私は陸上部に入部した。


