「大河の事が好きじゃないっのは、恋愛感情が無いだけで、友達としては好きだからね。」
なぜか、必死に弁解を始めたわたし。
今の会話を聞いてるのか聞いてないのかも分からないのに。
「あっ、そ。」
と、だけ言って大河はどこかに行ってしまった。
なんだったんだろ?と首を傾げる私と、ニヤリと笑った華だった。
その後、聞くだけ聞いて満足したのか華もどこかに行ってしまった。
私も教室に帰った。
キャーキャー女の子達がうるさい。
そりゃそうか、学園の王子様がいるんだもんね。
「潤くぅーん!」
あちこちから甘ったるい香水のような声を出している。
私が華を探そうとしたその時…
「おい」
誰かに呼ばれた。振り向くと、そこには一ノ瀬 潤がいた。
