もう、放心状態になりかけのところで、瞬君が私に問いかけた。 「ところでさ~。何で昨日、茜小路さんの家行くの迷ってたの?」 「ほえ?・・・えっと・・・・そ、それは・・蘭ちゃんの」 バンッ!!!! 言いかけのところで、勢いよく応接間のドアが開いた。