「それよりさ~。僕、ひよりんは方向音痴で、茜小路さんの家には、着かないと思った~」 瞬君がさりげなく言う。 「えぇ!わ、私、方向音痴じゃないですよぉぉ」 み、道くらいわかります! 「へ?何言ってんの?ひよりは、立派な方向音痴だよ?」 ・・・・ほえ? 「あっ!やっぱり?ひよりんは期待を裏切らないね~♪」 瞬君が、楽しそうに言う。