【蘭side】

その日の夜。



茜小路家では、こんな会話をしていた。



「明日は何時に帰る?」



私が、ある人に問いかける。



「ん~。いつもどうりだと思うわよ。明日、なんかあるの?」



「い、いや~。別に・・・。わ、私そろそろ寝るわ~。お、おやすみ」



「ふ~ん。おやすみ」



だ、大丈夫。



ば、ばれてない・・・・?



私は、自室のベッドに腰を下ろした。



「と、とにかく寝よう!大丈夫!きっとばれてないっ!」



私は、そう自分に言い聞かせ、眠りについた。