「なんだよ!あいつ!俺らと、こいつの扱いの差が、激しすぎだろ!!しかも!いそうろういそうろう、言いすぎだろ!!俺には!神谷凛って、名前がちゃんとあんだよ!!!」 帰り道で、凛君が、ギャーギャーわめいている。 「それほど、ひよりんが大事なんでしょ♪それとさ~、こいつはだめだよ。失礼じゃん?」 「は?じゃあなんて呼ぶんだよ」 う~ん、と考えていた瞬君が、 「ひよりんはなんて呼ばれたい?」 という難しいことを聞いてきた。