「それじゃ、明日の1時に来てねっ!」 蘭ちゃんは、元気にそう言った。 「あと、今日は、どーしてもはずせない用事があるの。一緒に帰れなくてごめんね」 「いえいえ。いいんですよ?大事な用ならしかたないです」 「あ、ありがとぉ!ほんとごめんね。バイバイ!」 そう言って、教室から出ようとした蘭ちゃんが、急に戻ってきた。 「ねぇ、ちゃんと、ひよりと一緒に帰ってよ!誘拐とかされたら、一生!いそうろうたち恨むからね!!」 蘭ちゃんは、3人にそう言うと、私に手を振って、教室を出た。