「え、えっと。あ、あの」



「なに?」



「えっと、せ、狭い家ですけど・・・・ど、どうぞ、じ、自由に使ってください」



精一杯の声で言った。



「は?なに言ってんの?俺ら、初めっから住むつもふがっ!」



「ははは。なに言ってるの?凛。せっかく住ませてもらうんだから、ありがとうだろ?」



あきれたように笑って、茶髪の彼の口を押さえているのは、藍色の髪の彼。