「えぇ!今いろいろと、先生が話してたじゃないですか」 「えーっと?班決め?」 「その前ですっ!」 小さい声で、そんなやりとりをする。 凛君の隣って、たいへんです。 「ねぇねぇ、ひより!一緒な班になろっ♪」 前の席の蘭ちゃんが言った。 「いいですよ♪私なんかでよければ・・・・」 自信なさげに言うと、 「何言ってんの?ひよりじゃなきゃ、いや!」 蘭ちゃんは、そう言ってくれた。