「あ!ひより~!」 私の名前を呼びながら手を振っているのは、私の、し、しし親友の蘭ちゃんです。 茜小路蘭(あかねこうじらん)、茜小路財閥の一人娘。 容姿端麗、スポーツ万能で、頭もよく、私の自慢の幼なじみで・・・・・・し、親友です。 ・・・・・だ、だめです! も、もっと自信をもって・・・・ 「し、親友です!」 「は?ど、どうしたの?ひより」 「ほえ?あ、ご、ごめんなさい!き、気にしないでください」 は、恥ずかしいです。