わたしは、まだ女友達はいないけど、ヒョンジュンが居ればそれでいいと思った。



「未来。一緒に帰ろう!」

「うん!」

でも、わたしは一つ気になることがある。
なんで韓国人である彼が、日本の平凡な高校に居るのだろう・・・?
そして、なんでわたしなんかに話し掛けてきたのだろう・・・?


そんな疑問がいっぱいあった。


「未来?聞いてる?」

ヒョンジュンの声で我に帰った。

「ごめんごめん!ちょっと考え事しちゃって・・・アハハ」

ゆっくり彼の顔を見ると、優しく微笑んでいた。


「ヒョンジュン・・・」