「ご存知ないのも無理ありません。何せ機密機関の職ですから。」

川島が答えるのに、はあと相づちをうつと川島はまた口を開いた。

「歴史の真実を知るために私たちは働いているんです。
今の技術じゃ過去にいくことはできないとされていますが、それは嘘です。
歴史を無闇に変えられるのを防ぐためにそうしないだけです。
私たちは歴史を変えることないように最大限注意しながら歴史の真実を調査しています。」
「そうですか。ご苦労様です。私は今酔っているんで帰ります。さよなら。」

興味深い話ではあるが、本当とは信じられない。とにかく寝たい。風空はそう思って川島を放っておいて帰った。