「はいはい。わかったから起きろ」



「やー。りょーたがちゅーしてくれたら起きるー」
と甘える柚菜。



陵太はそれに耐えれない。
だから、必ず言うことを聞いてしまう。



「ん。ちゃんと起きろよ?」



チュッと触れるだけのキス。
ちょっと寂しいけど、仕方なくやめる。



「りょーた大好きー!」
と言ってギュッと抱きつく。



(…理性ヤバイっす。)



「わーったから離れろ…てか離れてくれ」



「やー。りょーたいなくて寂しかったー」



「ごめん。ほんとごめん。仕事だったからさ…」