俺の名前は陵太(りょうた)
そしてこの口の悪い彼女は柚菜(ゆずな)


「っとに口悪ぃな。」


「現、ヤンキーの陵太には言われたくないんですけどー」


そう。
俺は端から見ればヤンキー。
だって、見た目がヤンキーみたいだし、
まぁ実際、仕事も仕事だ。


「はいはい。わーったから。知ってっから。」
と流すように答えた


「いい加減、その仕事辞めたら?」
と陵太の仕事を否定するかの様に言った


仕事と言うのはヤクザ。
決していい仕事とは言えない。
世間体的に。
だって借金回収したりするし。


「時期に辞めるつもりー」


「今すぐ辞めなよ!あたししんぱ…いや、別に何もない。」
と言葉を濁す様に言う