奴隷な恋 [完]


「できましたよ。準備…」

といって、魔王室に入るサクラス。

生きるか死ぬか。
それを決める時間を
審判の刻(シンパンノコク)という。

この時は、今さっき、砂糖の量で文句を言っていた人とは思えない表情をする。

私が知ってるふざけたレノン様じゃなく、

魔王、エトーワル・ゲラ・レノンだ。


私は儀式のためにとりにいった道具を順番どうりに並べる。