そして。 こんなただの甘党(魔王)に仕えているメイドが、私 ハルス・カイ・サクラス ―――― 私は家族がいなかった。 帰る家も何もないとき、 レノン様が助けてくれた。 でも魔王だと知った私は怖がったが、「来たいなら来い」と家に置いてくれた。 レノン様に会えたことに感謝します 今は、レノン様がすべて。 身寄りも何もない私に家に置いてくれた。 そんなレノン様に恩返しをしよう。