奴隷な恋 [完]


そして。

こんなただの甘党(魔王)に仕えているメイドが、私


ハルス・カイ・サクラス


――――
私は家族がいなかった。

帰る家も何もないとき、
レノン様が助けてくれた。
でも魔王だと知った私は怖がったが、「来たいなら来い」と家に置いてくれた。


レノン様に会えたことに感謝します



今は、レノン様がすべて。
身寄りも何もない私に家に置いてくれた。

そんなレノン様に恩返しをしよう。