【完】白のあなたに恋をする








わあっ…。





白が指差した場所は、



豪華に飾り付けられて、キラキラと眩しく光るクリスマスツリーだった。




「綺麗…、人だかりで気づかなかった…。」




「…近くまで行ってみようか。」




人だかりをかき分けて、私たちはクリスマスツリーのそばまで近づいた。




「近くで見るともっと綺麗だねっ!
あっ、このサンタさん白いひげが可愛いっ!」




「杏は本当に白い色が好きだな。」




「うんっ!大好きっ!」





クスクスと白は笑った。



そのとき、白髪がきらりと光った。


ライトでいつもより増してキラキラとしている。






「っ!?あ、杏っ?」





私は白の髪に触れていた。



さらさらとしていて気持ちいい。






「白の髪は綺麗だなぁ…。」




「ふっ…杏はいつもそれだな…。」




「だって、綺麗なものは綺麗なんだもん…。」





白の整った髪は白髪に映えていて、言わずにはいられない。