「…誰が親友の彼女を襲うかよ…。」
そう聞こえた声の方を見ると、
ボロボロの姿で、
ドアに寄りかかってこちらを見ている、
宏くんの姿がそこにあった。
「宏くんっ…!!」
「宏っ…、お前…怪我…。」
白が心配そうにそう言った。
宏くんの姿は、制服がところどころ擦れていて、
ちらりと見せる肌からは、
痛々しいほどのアザが見えていた。
「あぁ…、そこに這いつくばっている男どものせいで身体中いてぇよ…。」
「宏くん…、殴られたの…っ!?」
「あぁ…。
杏ちゃん。前に俺がその女に呼び出されたの、覚えてるか?」
「うん…、覚えてるよ…。」
「その時から俺は…、
その女から杏ちゃんを襲うように言われてたんだ…。」
……………えっ!?

