「杏…、何度も言うけれど 俺には、残っている時間が少ない。」 白…? ズキッと痛みが走る。 「…ごめん。こんなことが言いたいんじゃないんだ。 ただ俺は、お前と残りの時間を埋め尽くしたい。」 「白…」 「…それは、お前にとって残酷な置き土産かもしれない、けど、俺はお前の側にいたい。」 白の目がきらきら光る。 綺麗な、瞳。 真っ直ぐ、私だけを見つめている。 その目に私は答えるように、 「――っ!?」 白にキスをした。 ――私は、あなたの側にいます…。 そう伝わるように。