―――れなを探して十分。 「はぁ…っ、白、どうしよう…体育館の裏にもいないよ…!!」 「ん…、はぁっ、やっぱり、バスケ部の部室なのかもな…よし、行くぞ…!」 私たちはバスケ部の部室へと向かった。 最初は体育館の裏かと思っていってみたけれど、誰もいなかったのだった。 そして私たちは先を急いだ。 そのせいだろうか…? 白の顔色が悪い…? 「白っ…、気分悪いの?」 「…べつに、それより今は柴崎のことだけ考えろ。」 そういうと白は私の手を掴んで更にスピードをあげて走った。