私はそのまま、キッチンに向かった。



ホットはちみつレモンティーを作るために・・・。



出来上がると桜雅くんの部屋にもっていった。



「飲める?」



「な・・に?そ・・れ・・・」



「はちみつレモンティーだよ」



「せきこんでるから・・・」



「あ・・・りがと・・・」



私は桜雅くんをベッドに座らせるとはちみつレモンティーを渡した。



桜雅くんはコクコクと飲んでくれた。



「おいしい・・・」



「ホント?ありがとっ」



桜雅くんが飲み終えるとまた部屋を出た。



出ると、凜くんと蓮くんが話していた。



「薬はあるけど、どれ使えばいいか分かんないしなぁ~」



「だな・・・俺らあの人の連絡先知らんしな。分かっても治療できひんやろ。」



その会話を聞いて私には一つ案が浮かんだ。