花火前線


「あれ…?」


図書室を出て、物理室に足を運んでいると

ある女の子が目に入った。


「佐澤…?」


廊下で立ち尽くしているのは佐澤だった。


「…よ」


声を掛けてみると、

華奢な体をビクッと動かせこっちに顔を向けた。