「あ、あの…お2人って恋人同士なんですか?」

不意に、後ろから2人の女の子に声を掛けられ、蓮からその子に目を向ける。

え?2人って・・・私と蓮?

私は思わず蓮の方をみて、それから女の子に目を向け直す。

蓮はいたって、無表情のままだ。

「いいえ。私たちは、単なる幼馴染みよ。」

そういうと2人は安心したように「そうなんですか」と答えて

他の女の子達が集まる場所へ帰っていった。

どうやら、他の子達に報告しているみたい。


蓮と私が、恋人……あり得ない…フフッ

「優月、笑いすぎ」

「だって…フフフ」

可笑し過ぎて、肩が震えてしまう。

あ、機嫌損ねたかな?眉に皺がよってる・・・フフッ