それにしても、興味津津の人間達に囲まれて

1年間も私達がヴァンパイアだと知られずに過ごせるだろうか?


いや、何としても使命を全うしなきゃ、顔も知らない奴と結婚させられる。


*************************************************
******************************************


「あー、みんなもう知っているようだが、転校生を紹介する。」


担任の先生が咳払いをすると

さっきまでざわついていた生徒たちが、静かになり私達に注目する。


みんな興味津津。特に女の子達は蓮と燐に釘付けだ。

先生が、コホンッとまた咳払いをした。


「それじゃ、自己紹介してくれるかな?」