純血のヴァンパイア



でも、一番優しく愛しい瞳をもっているのは

私の隣にいる、旦那様。雪兎だ。

真っ白いタキシードに身を包み、微笑んでいる。


「とても綺麗だよ。愛してる優月。」

そういうと、私の頬に触れるだけのキスをした。


「私も、愛してる。雪兎、大好きよ。」

私は雪兎の首に腕を回し、抱きついた。




こんな幸せな時間が、来るなんて思わなかった。

ずっとずっと、この幸せが続きますように――――――





☆★END★☆