やっぱり、ダメだった。

「雪兎、雪兎ぉ、ゴメン。ごめんね、雪兎ぉぉ…」

冷たくなった雪兎の身体を、ギュッと抱きしめた。



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あれから、どのくらい時間が経ったんだろう。

1時間?それとも、たったの10分?

どれくらいか分からないけど、いつの間にか

雪兎の身体を抱きしめたまま、眠っていた。



実はあれは夢だったんじゃないかと

隣をみても、雪兎は息をしていない。


あれ――――――――――――――??

何か変だ。

雪兎の髪色ってこんなに、色が薄かったっけ?

光の所為??