「はーい」 という声が聞こえてきてドアが開いた。 おそらく、あいつの母親であろう。 若いな。 「えーっとどちら様?」 笑顔を崩さずに聞いてきたあいつの母親。 「あい…宮野志穂さんの友人です…」 危ない……。 あいつって言いそうになってしまった。