カラフルグレイ【無茶ブリ!!】


「な、なに?」





いけない。

なんか浸っちゃった。





一生会えないわけじゃないのに。

なんでこんなに寂しいんだろう。

なんでこんなに。

名前を呼ばれるだけで胸がキュッとなるんだろう。





私がそんな風に思ってるなんて。

これっぽっちも思ってない、いや。

思うはずもないハイジが言葉を続けた。





「暇ならちょっとつきあわない?」





あ…これって。





言葉の後。

ハイジが左耳に触れた。





ハイジが左耳に触れる。

これは小さい時からのハイジの癖。

イタズラにしても何かサプライズ的なことにしても。

何かをやらかそうとする時。

ハイジは必ず左耳に触れる。