カラフルグレイ【無茶ブリ!!】


ゆっくりと私に近づいてくるハイジ。

ハイジが近づけば近づくだけ。

私の心臓が早鐘を打ち始める。





それだけじゃない。

一生隠し通さなきゃならないこの気持ちを。

どうしていいかわからなくなる。

止めてよ。

そんな顔しないで。

いつものハイジでいてよ。

そうでなきゃ、私…。





「俺ら、キョーダイだよな」

「え?」





予想もしてなかったハイジの言葉に。

一瞬言葉が出なくなる。





「あ、たりまえじゃない。何を今さら…」




絞り出すように出した言葉は。

ハイジと私が“キョーダイ”だということを。

ちゃんと理解しろと言われてるようにしか感じなかった。





そんなの改めて言われなくてもわかってるよ。

わかってるから。

ハイジがダメ押ししないでよ…。