私は横目で清水くんを見た。
彼も、横目でこっちを見てくる。

おーおー、一戦交えるかコラァ。

「恵美に言いたい」

「……何でしょうか」

「お前はなに余計な人員増やしてるんだコラァ！」

彼女はベンチから下り、私の肩を掴んで勢いよく揺さぶった。
遠山の金さんもビックリである。

「大体、関係の無い人連れてくるとか、どういう神経してるんだよ!?」

「違っ……だから、コイツが勝手についてきたって……」

「言い訳無用!!」

「うぎゃああああっ!!」

悲鳴から、どのような仕打ちを受けたのかご想像願いたい。