「5時まで待っててくれないかな?それと、君たちの教室って空いてる?」
「空いてますよ。今日は、誰も残らないと思います」
「分かった。用事が済んだら、そっちへ行くね」
「はい」
力強く頷く紘子。
そんな彼女を、美紀が不思議そうに見つめた。
彼女の事だから、多分後で何の事か訊いてくるんだろうな。
「ごめんね、木更津さん。それで、さっきの続きなんだけど……」
洋介先生は私たちに背を向け、彼女の質問に対する答えを言っていった。
変に彼女に探られないようにしたのかな。
「……」
取り敢えず、今は教室へ戻ろう。


