どうしてこんな平凡な学校から死体が出てくるのだろうか。
と言うか、あり得ない事が起きすぎていて頭が回らない。
次の日。
教室へ入ると、みんな静かに各々のやることをしていた。
受験生だから当たり前なのか。
そんなことを思っていると、先に来ていた友達が私に向かって手招きをしていた。
カバンを置き、彼女に近づく。
「あのさ、何で昨日学校が休みになったか知ってる?」
「え?何で?」
少し心が痛む。
自分達が原因で、引き起こした休みだ。
申し訳無いことをした気になる。
そんな私の内情を知らない友達は、話の先を続けた。