「連絡網来た?」

「来たよ。でもね、何で休みかは知らないってお母さん言ってた」

「俺んちも。まぁ、テレビ局来てるし、すぐにバレるだろうね」

「うん……」

そして、彼も学校を見上げる。

外はテレビ局の人がうろうろしているだけで、警察官などは見当たらない。
恐らく、中で大変なことになっているのだろう。

しばらく掛かるかもしれないが、私達は高橋さんを待ち伏せすることにした。

とにかく、今日のうちに報告をしておきたい。
後回しにしてはいけない気がした。

三人で雑談をしながら、高橋さんを待つ。
しかし、一向に現れる気配はしない。