「今のところ、七不思議を五つ検証して、全部下らない内容だったじゃん」
「まぁ、確かに……」
「そろそろ調べるのも潮時かなって思うんだけど」
「……」
何も言えない。
と言うか、何も言いたくない。
「まぁ、アレだ。取り敢えず、今日のをやってみてからだね!」
涼、ナイスです。
何とかそこから話題を逸らす。
私も彼へ加勢した。
「七不思議なんて、そんなもんだよ。下らなくて当然。
もしそれが本当だったとして、上から死体が落ちてきたらたまったもんじゃないもん」
「縁起でもない!と言うか、どうして上から死体なんて発想が!?」
「知らない」
「自分の事くらい分かってようよ!!」
今日も彼女のツッコミが炸裂する。


