愛する人へ






その日はいつもと何も変わらない朝だった。


あたし達は別々の大学に通う大学2年生。


お互いの両親を説得して、あの日の約束通り高校卒業してすぐに同棲を始めた。






「ナオト!急がないと1限目間に合わないよ!?」




「やっべ〜っ!マジヤバイっ!朝飯はいいや!んじゃ、行ってくるっ!」




「気を付けてね!行ってらっしゃい!」




「うん、行ってきま・・・って忘れもの♪」



・・・チュッ・・・



「も、もぉ!急ぐんでしょ?!」



「サリーは照れちゃって可愛いなぁ〜♪サリーを小っちゃくして持ち歩きたいくらいだよ・・・って、今日新歓コンパあるから帰り遅くなるから!んじゃ、行ってきます」



「了解!飲み過ぎないようにね!行ってらっしゃい!」









いつもと変わらない朝だったはずなの。


いつもと変わらないナオトの笑顔・・・


いつもと変わらない夜を迎えるはずだったのに・・・