「なんだ。やっぱり、起きてるんじゃん」



甘ったるい、そのボイス。



あたしを、いつも惑わす、悪魔の声。




「まだ、寝れないだけよ」




「なんだっけ。明日、なんかの委員会あるんでしょ?」



「体育祭実行委員。の集まり」