小悪魔な弟。



高校生活、最後の体育祭くらい楽しめよ。




ーなんて、あたしの肩をポン、と優しく叩く。





ため息をついて、亮について行こうとするとー。




「ほら!あの先輩だよ!」





なんて声が、耳に届いた。