天神学園高等部の奇怪な面々34

一方こちらは人外穏健派教師陣が陣取る席。

用務員や教頭もここに座っている。

「…結局龍太郎ちゃんには話していないのかい?」

「…ええ」

教頭の問いかけに用務員は頷く。

「雛菊さんには…御衣黄先生がそれとなく訊ねたそうなのですが…核心に触れる事は…まだ何も…」

「……」

教頭は眉を顰める。

「入学して以降、龍太郎ちゃんは『人間以外』の手合わせする事が多かったからねぇ…本当は彼がタイマントーナメントなんかに参加するのは感心しないんだ…幾ら小岩井さんや御衣黄が封じて、監視しているからって…」

「……」

無表情のまま、教頭と視線すら合わせぬまま。

「…何かあれば…自分が責任を取ります…」

用務員は抑揚なく語った。