天神学園高等部の奇怪な面々34

突如として、桜並木が炎に包まれる。

逃げ惑う天神の地の住人達。

逆の方向に走っていくのは、猫の姿の教頭、まだ幽霊の頃の用務員、そしてこの地を守護する佐倉の眷属達。

…赤々と照らされる天には、龍がうねっていた。

大きくはない。

せいぜい幼龍といった程度の体躯。

しかしその幼さで、吐く炎は成龍と何ら遜色はなく、咆哮は佐倉の眷属さえも萎縮させる。