貫く。

蒼く碧い刃の閃きが、若き龍の鱗を砕き、抉る!

「ぐぅ…!」

(軽身功を…!)

受け流せば。

ここで威力を殺せば、龍太郎にも勝機はある。

だが、疲労とダメージから、思うように呼吸ができない。

軽身功が発動しない!

強烈過ぎる川蝉の嘴を捌けぬまま。

「ぐぁあぁあぁぁあっ!」

またも龍太郎は、翡翠の刺突をその身に受けた。