龍太郎の左の肩口に叩き込まれる影業物。
深手に至らなかったのは、刀の鍔元が命中した為。
そして龍太郎もまた、右拳をバルナの脇腹に命中させていた。
拳そのものは、何の変哲もないただの打撃。
だが、そこから伝播した『勁力』の波が。
「な…っ?」
脇腹から両腕へ、両足へ、全身へ…言うまでもなく髪留めの珠にも浸透する!
「丹下君…まさか貴方が…こんな高度な技を…?」
「…へへっ…」
口元から血の筋を滴らせつつ、龍太郎は疲れ切った顔で笑みを浮かべる。
「師匠が優秀なんでな…」
その声が耳に届いたかどうか。
崩れ落ちるバルナ。
それを見届けた上で。
「…きつかったぜぇ…っ…」
ガクリと。
龍太郎も跪いた。
深手に至らなかったのは、刀の鍔元が命中した為。
そして龍太郎もまた、右拳をバルナの脇腹に命中させていた。
拳そのものは、何の変哲もないただの打撃。
だが、そこから伝播した『勁力』の波が。
「な…っ?」
脇腹から両腕へ、両足へ、全身へ…言うまでもなく髪留めの珠にも浸透する!
「丹下君…まさか貴方が…こんな高度な技を…?」
「…へへっ…」
口元から血の筋を滴らせつつ、龍太郎は疲れ切った顔で笑みを浮かべる。
「師匠が優秀なんでな…」
その声が耳に届いたかどうか。
崩れ落ちるバルナ。
それを見届けた上で。
「…きつかったぜぇ…っ…」
ガクリと。
龍太郎も跪いた。


