光をくれたのは君だった



今日は経理課の飲み会

断ろうと思ってたのに
横山主任がに連れ出されてしまった

そして今二次会にまで来ている

「眞田!
あんたは女子力ってものを知ってるの?!」

酔っぱらっていらっしゃる・・

「わたしには無縁すぎて」

「無縁なんかじゃない!
恋をしなさい 女は恋愛してないとだめなのよ」

「てか恋愛ない人生なんて
あり得ないですよねえ」
見谷さんも乗っかっちゃった

「でしょー!眞田は彼氏いたことあるの?」

「あーそれわたしも気になるぅ」

酔っぱらってるからかズカズカくる

「ありますよ」

2人とも聞いておいてびっくりしてる

「ごめん、わたし眞田のこと
処女だと思ってたわ!」

「ほんとズカズカきますね」

「てへ♡」

「なんで眞田先輩は恋愛しないんですか?」

冷静にそういう見谷さん
「なんでだろうね?
理屈じゃないんじゃない?
したいと思ってできるものじゃないし」

「したいと思って出来るものじゃないけど
好きって気持ちを殺してはだめよ」

さっきまで酔っぱらってたと思えば
真面目にそういう横山主任

「恋愛って素敵なものよ」

「・・・わかってはいます」

わかってはいるけど・・
素敵なものだとおもうけど・・


失ったときの悲しみと痛みも
知ってしまったから・・