光をくれたのは君だった





やっとお昼だぁ
いつもの場所へ向かう

あれ誰かベンチに座ってる?
わたしの落ち着ける場所だったのに・・

ってあれ、廣瀬くん・・?
後ろ姿だけどわかってしまった。

仕方ないから今日は別のところで食べようかな

「あれ、廣瀬さん1人で食事ですかぁ?」

わたしを通り過ぎて可愛らしい声で
話しかけた  

伊東さんだ

「あれ、伊東さん」
後ろを振り向いた廣瀬くんと目が合った

「一緒に食べていいですか?」
そう言って廣瀬くんの隣りに座る伊東さん

同じ制服を着てるのにこんなにも 
違うものだろうか?

「俺、昼飯今もってないから
ただボーっとしてただけ。

まだ仕事あるし戻るわ
ごめんね」

そう言うと席を立って歩き始めた
そしてわたしを通り過ぎた