「凛……俺、彼女が出来たんだ。お前が死んでから人形だった俺を救ってくれた。そいつの名前はな……?武田……」 「朔っ!!!!」 俺を呼ぶ声がした。 「鈴!!」 「またお墓参り?朔の大好きだった人なんでしょう?」 「あぁ。」 「じゃあ今日は私も一緒。朔の大好きな人なら、いい人なんでしょう?」 「あぁ。すげぇいい奴だったよ……。」 俺は一息置いて、話し出した。