次の日

重い足取りで学校へ行くと知恵は休みだった。



「遥君ちょっといい?」



放課後、俺は桜ちゃんに呼び出され屋上にいる。



「知恵と何かあった?」



「…何で?」


「知恵、昨日遥君に会って言うっていってたのに今日休んじゃってるから」
 


そう言えば昨日、知恵も話があるって言っていた事を思い出す。




「…言うって何を?」




「ちゃんと遥君に告るって。だから今日は一緒に登校するって思ってたんだけどな」



桜ちゃんは、どしたんだろうとブツブツ言いながら考えていた。