遥が教室を出てから数分後



遥から一通のメールが来た。



『ゴメン、用事が出来て一緒に帰れなくなった』



私は携帯を閉じカバンを取りに行く為、保健室を出た。




その時…


廊下の窓から見えたのは自転車の後部座席に座り遥と楽しく帰っていく可愛い女の子の姿だった。



やっぱりね…



自分が賭けられていた事を実感する反面、胸がチクッと痛んだ。