「今まで、美穂と一緒だったし、美穂が一緒なら先生が言ってたとこも受けてみようって思った。

でも美穂はどんなに成績良くても、悠がいるとこしか行かないって…

そこで、自分の夢を考えたら、答えがすぐに出たの。

そしたら、すぐるが来て、騒ぎになっちゃって…」

ポロポロ涙を流す葵をギュッと抱き締めた。

「ママが面談で言ってあげるから気にしなくていいの。

葵が行きたい高校を選びなさい。「そうだぞ…葵」」